上野の森始まりサケロック終わり
July 3, 2009
上野の森美術館にネオテニー・ジャパン ― 高橋コレクションを観に行った。

川勝さん同様、山田太一先生に刺激されて行ったのですが、
会場にたくさんある日本を代表する現代アートの中で、僕が一番衝撃を受けたのは、
池田学さんの作品でした。
とにかくビックリして、その作品の前から一歩も動けなくなってしまった。
この、冷静だけど、完全に狂ってる感じ。実物をぜひ。
バカリズムマン対怪人ボーズのDVDがとうとう発売になります。
その宣伝用のポップに、サインを。

冗談から始まったような企画が、どんどん本気にね(笑)
大人が揃って羽目を外すと、エラいことになるぞっていう良い例。
しかしこれ、2GOくんとかヒロシくんが勧めてるグッズなんかとの大きな差に、
何とも言えない恥ずかしさはあるね、大人として。
そして昨日はTOKYO NO.1 SOUL SETのライブを観に赤坂ブリッツへ。

ソウルセットのライブは昔から、
どこか猥雑で危険でなんか怪しいことが起こりそうななムードがあった。
まあ、あの三人がやってるんだからそうなるよって感じなんだけど、
今回の赤坂のライブは、いつになく明るくて無垢な感じがあって新鮮だった。
とはいえ、お得意のというか、
ソウルセットの曲を聴いたら照明さんはこうやっちゃうよなっていう演出は随所に。

やっぱりバカみたいにハマるし、これを観るとぼくはいっつも爆笑してしまう。
と、同時になんか泣ける。
「なんなんだよ、このありえない劇的さ」って。
そんなソウルセットとスチャダラパーは、明日から熊本、鹿児島にライブに行きます。
お近くの方はよろしくー。
それはそうと、サケロックの星野くんから電話があり、ラディカル・ホリデー その1のcmが完成した、
と言うので観てみたら、コレが相当にバカ。監督の山田一郎恐るべし、パート2。
沖縄!!!
July 1, 2009
もうとっくに帰って来ていますが、もうちょっと沖縄の話で。
沖縄の道をレンタカーで走っていて、目立つのは軽自動車やコンパクトなクルマの多さ。

夕方に58号線なんかを走ってると、こんな風にまわりが全部軽自動車で、
なんだかマリオカートとかのレースゲームをやってるような気分。
しかも、みんな小さいので道が広く感じて走りやすい。
日本ぐらいの国土なら、本当はこれが正しいクルマのサイズのような気がするんだけど、
東京なんかでは、こうはいかないですよね。
アメリカ製の超でっかいSUVとか、欧州産の元軍用車とか、小さくないけど名前はミニバンとか、
300キロ以上出るスーパーカーとか。
沖縄の場合、収入という面ももちろんあるんでしょうけど、
やっぱり小さい島だから端から端まで走ってもたかが知れているし、
特に高い山なんかもないっていうことが、
みんな軽自動車で十分だっていう選択に繋がっていると思うんです。
一方、東京やその他の大都市では、
収入が多いっていうのも理由のひとつなんだろうけど、
「もしかしたら、大勢でスゴく遠くまでドライブしたり、めちゃくちゃ急な斜面を登ることもあるかも」
っていうぼんやりとしたイメージとかコマーシャルによる刷り込みで、
こういう少し間違った選択になっているような気がするんです。
だって、1リッターで3キロぐらいしか走らない軍用車で45度の斜面を登るとか、
大家族を9人乗せて、2000キロ走破するとか、
260キロ出して、東京大阪間を2時間半で走りきるとか、
実際には、そんな状況ないですよね。
これは自動車でも、家電でも、なんだってそうですけど、
企業や代理店なんかが作るイメージによって、
なるべく値段が高くて、本当は無駄なんだけど、なんだか便利そうな機能がいっぱい付いたものを
むやみに買わされているという、実は悲しい話だと思うんですよね。
今使っている掃除機よりも、もっともっと吸い込める高級な掃除機とか、
家の洗濯機よりも、仕上がりが少しやわらかい、大きめの洗濯機とか、
そのパソコンよりも、もう少し画面が薄くて処理速度がちょっと速いパソコンとか。
こういうものを一生懸命作って、いつまでも売り続けるっていうことが、
新聞やテレビでよく聞く、「企業努力」とかいうものなら、
そんな努力、もう、してくれなくていいんですけどね。
ともかく、
そんなマリオカート気分の楽しいドライブをしながら辿り着いたのは、
古宇利島という、もの凄く綺麗な島。
島なんだけど、2005年に開通した古宇利大橋のおかげで、
クルマでも気軽に行けるようになったみたいです。

少し曇っていて寒かったけど、思い切って泳いでみたら、海も綺麗でめちゃくちゃ気持ちよくて、
途中から合流した荒川良々くんと一緒に、思わずはしゃいでしまった。

のんきに海に浮かんだりしたあと、クルマで島を走ってみたりしたんですが、
あっという間に一周出来るぐらいの大きさで、ホントに美しい。
そんで、ふと思ったのは、この島に元々住んでいた人たちにとって、
この橋は本当に必要だったんだろうかっていうこと。
例えば、この橋が出来たおかげで、僕たちみたいな旅行者が気軽に行けるようになって、観光産業が潤ったとか、
島にはないような、大きな病院にすぐ行けるようになったとか、
表向きの理由はいくらでもつけられると思う。
でも、どうだろう、そのために何百億円も使ってこの橋を架けることが、
本当に必要だったんだろうか。
地元のおばあ達は、クルマで行けるようになったJUSCOで、
油をいっぱい使ったお惣菜や、本土から来たお菓子やなんかを
本当に買いたかったのか。
もし同じお金を古宇利島の人たちのために使うなら、もっと全然ちゃんとした使い方があったはずだし、
おばあ達には、そんな何百億円なんていう馬鹿げた額のお金は必要なかったと思う。
こういう無駄なんじゃないかなっていう建設は沖縄だけの話ではなくて、
日本中にあることですよね。
ぼくは20年以上東京に住んでいますが、
首都高速中央環状新宿線とかいう道路のまったく終わらない建設のおかげで、
山手通りの松見坂から代々木八幡ぐらいまでがスムースに流れているのを
一回も体験したことがない!

この高速やそれ以外の日本中で建設中の橋や道路、
どれもこれも、本当にちゃんと未来に繋がっていくんでしょうか?