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ハマ・オカモト

ミュージシャン
1991年東京生まれ。
ロックバンドOKAMOTO'Sと2012年に再稼働を発表したズットズレテルズのベーシスト。
音楽誌のコラム連載やラジオパーソナリティとしても活躍中。

http://www.okamotos.net/
http://www.setagaya90.com/
http://twitter.com/hama_okamoto
http://www.j-wave.co.jp/original/radipedia/

http:blog.honeyee.comhama_img

しはんせいき

March 12, 2016

3/12で25歳になった。
''四半世紀''というやつ。

バンドは6年目に突入し、今年初めて47都道府県ツアーに出る。
個人的なことで言えば、雑誌・ラジオは引き続き、音楽番組の司会までやらせていただけるようになり
このあいだは4時間半の生放送での司会も体験した。
広告のモデルとして街中に自分の写真が貼ってあることには、未だ慣れない。
(しかもかっこつけているし)

ともかく、様々なジャンルの仕事をするようになり
自分の中でも少しずつだが、噛み砕きながらできるようになってきた。

1年ほど前、24歳になった時、仕事をする上で
''自分はどんな人に見られたくて、現段階でどんな人に見られているのか?''
とよく考えていた。

メガネ、ヒゲの人
ラジオの人
テレビの人
所謂、ゲイノウジンのなにがし

いろいろと理解した上で

''楽器を弾いてる人''

という、自分の土台が見えなくなるような働き方をすると
自分自身、なんの人なのかわからなくなってくるので、それだけは忘れずに仕事をしたいと思い、その事を一つ大事なテーマに置いた。

しかし、一つ見落としていたことがあった。
不覚だった。
僕は

''下半身が弱い人''

だったのだ。

19歳の時に尿管結石を発症
22歳の頃に再発
当時やっていたラジオの生放送に来た''オーラの見える人''に

''下半身がとてもどんよりしていて、かわいそう''

と言われたのだった。


昨年、バンドで回った年またぎの全国ツアーのリハーサル期間
突然、お尻が痛くて椅子に座れなくなった。
次第に腫れてきているのがわかったが

''ほっときゃ治る''

と思い、リハを進めた。
何日経っても鈍痛が続いたが、演奏以外の仕事も毎日あるし
何より医者にかかるのが億劫で無視していた。
そうしたら、破裂したのだ、腫れが。

しかも出たのは出血ではなく、膿。
もうここまでエキサイティングな状況になってしまうと
さすがに無視して生活するわけにもいかず、やっと病院にかかると

「痔ろう」

と診断された。

痔瘻(じろう、英: anal fistula)は
肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が出る疾患。
肛門部に膿のトンネル(瘻管)が出来た状態のことを言う。
蓮痔、穴痔とも呼ばれる。

Wikipediaより

簡単に言えば、直腸以外の通り道ができ、その道がとても厄介で、放っておくと最悪ガンの原因にもなるのだそう。
そして、手術以外に治す方法がない。

というわけで
25歳の誕生日を迎える直前、人生初の手術&入院を経験しました。
現在は無事に終わり、退院してびっくりするくらい静かにしています。

入院生活について話せる話も沢山ありますが、ここで文字にすると面白くなくなるので
「オカモトーーーク」か「Rock With You」でお話ししようかと思います。

ちゅーわけで
下半身が前も後ろもガッタガタの25歳ですが
25歳のハマ・オカモトも宜しくお願い致します。

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#4

November 1, 2015

遂に!中学生の頃からの夢が!叶いました
ハマ・オカモトシグネイチャーモデル''#4''が発売されることが決定しました。

''#4''は''ナンバーフォー''と読みます。

「通常のプレシジョンベースと4点異なる変更を施した」
というのが4という数字の由来です。
表記はStevie Ray Vaughan伝説の愛機''#1''から拝借。あっちはギターですがネ。

その異なる4点というのが、同ページのポスターにも記載されていますがまとめますと

1.「1966~68年までのジャズベースに採用されており、68年製プレシジョンベースにのみ流用された''パドルペグ''を採用」
そもそも、今回の''#4''は僕のメイン機である68年製サンバーストP-Bassをモデルとしているので、このパドルペグの搭載は外せないエッセンスでした。

Fender本社に企画書を出す段階でも「これが断られたらそもそもを考え直そう」と言っていたぐらい。
なんせ、ここ何10年、Fender社のレギュラーラインナップには登場していなかったものなので、相当賭けだったのです。
(カスタムショップ製の何点かにはついていました)
それが今回、奇跡のパドルペグ復活!この事が決まっただけでも、個人的にはお腹いっぱいでしたね(笑)


2.「ジャズベースのネックを採用」
僕のメイン機は68年製特有のBタイプのネックを採用しており、以前の60年代のものより握りやすく、先の70年代製のものより太い、というなんとも絶妙なもの。
それを細かに再現するには、時間がかかるし、そういう拘りに縛られるよりは思い切って更に握りやすく!と振り切った結果、大胆にもジャズべネックを採用することとなりました。
P-Bassはネックが太く、手が小さい人には扱いづらい面もあります。そういう悩みを抱えている方にもオススメしたいポイントです。


3.「ブリッジカバーをデフォルトで装着」
ブリッジカバーやピックアップフェンス、付いているだけでカッコよく、品のある感じに見えるのは何故なんでしょうね?
Fender社のデザインには改めて感服します。
僕はなるべくつけていたい派なので、自身のメイン機にもずっとブリッジカバーが付いていまして、それを踏襲しました。
(ピックアップフェンスも好きなんですけど、あれは本当に邪魔で、、、)


4.「ボディ材にバスウッドを採用」
普段レギュラーではあまり用いられない材であり、「音の悪い安物」みたいなイメージが勝手にありますが

''決して安価というわけではない!''

というところ全力でアピールしたくて採用しました。

発色が明るいのも特徴の一つです。音ももちろん○!

そして最後に、これも大きなこだわりでして、これだけのスペックを搭載していながら、価格はなんと8万4000円(税抜き)なんです。
やたらめったら高いの作ったってしょうがない、現実的に手が届きやすい、ずっと使えるものが良いと思い、Fenderにも頑張っていただきました。
発売、楽しみだなぁ。
貴方自身が育てて、良い鳴りにしてあげてください。きっと裏切らないはずだから。

HamaPB_press.jpg.jpeg

詳しくはFenderのHPへ。

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OPERA

September 29, 2015

OKAMOTO'Sの6枚目のアルバム「OPERA」が9/30に発売されます。

今作は1本の物語に沿ってアルバムが進行していく、所謂''コンセプトアルバム''になっており
僕らの愛してやまないThe Whoの作った名盤「Tommy」にならい''ロックオペラアルバム''と冠を掲げました。

シングル「Dance With Me/Dance With You」の制作で岸田繁氏に言われた言葉、共に行った作業を経て得たヒントや、完成して感じた直感を信じ
「Dance With Meで主人公が歌っている内容、そしてこの感情にいきつくまでの物語を考え、それを元に楽曲を制作し、アルバムにしたらどうか?」という話合いの末、このような、大それたアルバムの制作は始まりました。

The Whoの「Tommy」では、主人公が幼少期のトラウマにより「見えない 聞えない 喋れない」という三重苦を背負い、生きて行くという物語で
(話が進むにつれ、性的虐待やドラッグ、ピンボールや宗教、とにかく言葉で説明できないくらいむちゃくちゃになっていくので、まだ聴いた事がない人は必聴です)
そこからヒントを得て、OKAMOTO'S版「Tommy」である「OPERA」でも主人公に三重苦を背負わせる事にしました。

そして''どの世代でも共感を得るような、現代版三重苦とはなにか?''と考えたときに、僕らの頭に浮かんだのが「カギ ケータイ サイフ」だったのです。

ライブハウスで飲み過ぎ、翌朝、列車の中で目を覚ますと''現代版三重苦''を無くした最悪の状態で、1日がはじまってしまう男。
25歳、レコード会社勤務の音楽オタク。
これが今作「OPERA」の物語であり、主人公、富井一(とみいはじめ)の設定です。

誰しも経験した、あるいは耳にしたがあるだろう、この3つの紛失や忘却。
人から聞けば笑い話で済むが、実際に自分に置き換えてみるとどうだろう?

そう、思った以上になにもできなくなってしまうのです、そして怖い。
ただ、その事を''実際起こったら怖いなあ''と思ってしまう、自分の方がもっと怖いのだ。

富井一がこの1日をどう過ごすのか、そしてなにを思うのか。
話の行く末はアルバム「OPERA」を1曲目から最後まで、シャッフルなどせず聴いて確かめてほしい。
そして小説版「OPERA」を読んで、更にそれを補完してほしい。


こんな時代だからこそ、手に取って、そうしてほしい。


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