グレッグ・イーガン
May 21, 2011
ファッション同様、読書にもタイミングってありますよね。
最初に読んだときはまったく頭に入ってこなかったんだけれど、
ふとしたきっかけで読み直したら、あっという間に引き込まれる......みたいな。
グレッグ・イーガンが、そんな感じで、いま来てます。
『順列都市』、凄いですね。
冒頭こそ、「ついてけるかな?」って感じだったのですが、みるみる引きこまれて、
上巻の中盤以降は、頭がクラクラするような感覚の連続。
SF的ロジックを駆使した超現実的な世界で「人間」がどのように考え、ふるまうのかを精緻に描きつつ、
「宇宙」「生命」「意識」そして「神」といった壮大なテーマにきっちり落とし前をつけるという荒業を見事に決めてる。
僕にとって革命的な読書体験だったかも。
まあ、いまさら僕が「凄いです」とかいったところで、
「当たり前だろ!」「どんだけ、おせーんだよ!!」というツッコミが四方八方から飛んで来るのは必至なのですが、
でも、感動しちゃったんだから、しょうがない(笑)。
勢いに乗って『宇宙消失』も読了。
こちらはミステリー仕立ての「量子力学ハードボイルド」って感じで、読み始めたら一気にラストまで目が離せなくなる。
それにしても、突然SFに目覚めるってのは、震災以降、現実逃避的な気分が自分で意識せずともあるからなのかな?
いや、現実から逃げたいのは、単に今忙しすぎるから?






