PIZZICATO ONE
May 22, 2011
「小西康陽、初のソロアルバムがついに完成。なんと、アーティスト名はPIZZICATO ONE」
との知らせを受けたときは、やっぱり胸の高鳴りを感じましたね。
ピチカート・ファイヴ解散以降も、「ピチカートのような音楽」はそれこそ巷に溢れ、
なかには、たしかに相対的に優れているというか、結構好きな曲もあったりするのですが、
それがよく出来ているほど、「何か」が圧倒的に欠けているということを意識せざるをえないわけです。
そして、その「何か」が何なのかも、自分の中ではハッキリと分かっているのですが。
PIZZICATO ONEのアルバムタイトルは
「11のとても悲しい歌 - ONE AND TEN VERY SAD SONGS」、という。
「悲しい」のではない。「とても悲しい」。
本作は1曲ごとにヴォーカリストを迎えての全編英語曲のカバー集。
リード曲となる「Imagine」は、iTuneで配信中。アルバムは5月25日発売。
僕と梶野くんの取材の中で、小西さんは収録された楽曲を「歌詞で選んだ」と答えた。
インタビューを通じてこのカバー集が「趣味の良いオトナの音楽」などではないことを僕は確信した。
今でもピチカート・ファイヴを聴きたくなるし、実際、聴き返しているのですが、
すべての時期のすべての楽曲から、僕は、ある独特の「あと味」を感じます。
そして、PIZZICATO ONEのアルバムから、僕はその「あと味」をかつてないほど濃厚に感じました。
さすがに今では、その「あと味」とは何なのかも、自分の中ではハッキリと分かっているのですが。






