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高城 剛

1964年葛飾柴又生まれ。
日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、
メディアを超えて横断的に活動。
著書に『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、
『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。

自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、プレイステーション、
ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。
総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。
2008年より、拠点を欧州へ移し活動。
現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、
創造産業全般にわたって活躍。
ファッションTVシニア・クリエイティブ・ディレクターも務めている。
最新刊は『時代を生きる力』(マガジンハウス)を発売。

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良い旅を、いつまでも。

February 2, 2012

シアトルの山奥からヴェニスビーチのギャングのアジトまで、
一体、いくつの街を一緒にまわっただろう?

古くからの旅仲間の急死の報を聞き、
旅をしながら話したことを何度も何度も思い出す。

まるでコンビのように書いていた時期もある二人は、いわゆる「遅筆」で、
まだ、こんなに優秀なデジタル機器が登場する前は、
大型のワープロを担いで、
交互に飛行機のトイレのひげ剃り用コンセントに電源を差し込んで原稿を書いていた。

どこかへ出かけて、自分で見て感じて、それを自分の言葉や表現で伝えていくこと。
そして、それを心から楽しむこと。

僕は、そんなことを共に仕事しながら、遊びながら、旅しながら学んだ気がします。

近年の僕には「どんな時も自由に「あたらしい優雅」を目指してください。」といつも話してくれた。

構想7年かけて、部屋のリフォームが終わり、
やっとリンチのリトグラフやデニス・ホッパーが撮った写真や谷岡ヤスジの絵を飾ることができる空間が出来たと、つい先日喜んで話していたのに。

長年映画化に尽力した「ヘルタースケルター」も、やっとクランクインしたばかりの訃報。

川勝さん、良い旅を。

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錯乱のブラジル。

January 28, 2012

いまのブラジルをまわってて感じるのは、強烈なコントラストだ。

富めるものと貧しいもの。
あたらしいものと古いもの。
変わらないものと変わるもの。

そして、どっちが正しいのか、共に正しいのか、時にはわからなくなる錯乱にブラジルでは何度も襲われる。

象徴的なのが、ファベーラと呼ばれるブラジル最大のスラム街「ホシーニャ」の前に建つオスカー・ニーマイヤーの橋だ。

オスカー・ニーマイヤーは、遷都ブラジリアの主任建築家で、
すばらしい遷都を作ったが、その後ブラジル国家財政は建設費用でガタガタになった。
これは、近代日本とよく似ており、箱モノを作ることで財政が逼迫し、
しかし、いまも機能するブラジリアを見ると、残る箱モノとはなにか、ビジョンとはなにか、を改めて考えさせられる。
最近日本が作った箱モノで、50年後も誇れる建物とは一体なんだろう?

だが、最近建てられた「ホシーニャ」の前に建つオスカー・ニーマイヤーの橋を見ると、
50年後に残るのは、ファベーラなのか、ニーマイヤーの橋なのか、まったくわからなくなる。
本当にここに大金かけて彫刻のような橋を作る必要があったのだろうか?

あたらしいモノはやがて古くなり、だから古いモノはあたらしいモノの未来なわけで、
そのどちらも、うまく融合しながら共に未来を作っていくがブラジルの今後だとしたら、
ブラジルは、他には類をみない国になるだろうが、
もし、ブラジルも高度経済成長とともに近代日本と同じような道を歩みだしているなら、反動はいつの日か必ずやってくる。

ワールドカップやオリンピックが終わった十年後、
この風景は、どうなっているのだろう?

いつの日かグラフィティ溢れるニーマイヤーを少し見てみたい気分が、錯乱のブラジル気分です。

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「モノを捨てよ世界へ出よう」。

January 23, 2012

上に行くのではなく、
どこまでも横に行く。

足し算ではなく、
まず引き算で考える。

そんな時代だと思って書きました。

「モノを捨てよ世界へ出よう」(宝島社)

本日発売です。

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