プラズマ坐禅。
April 28, 2008
ロンドンに戻って、二週間が経つ。
音楽と映像制作に没頭の日々だが、
ふとプレビュー用のテレビを持ってないのに気がついた。

あわてて馴染みの電器街でテレビを改めて見てみると、
韓国メーカーの商品が、ほとんどの店の一番良い場所に並んでいる。
しかも驚くほど安い。
60インチのプラズマが、昨年モデルであれば、店頭で値切って20万円台で買える。
正直、日本のメーカーのほうが若干だが、綺麗に見える。
しかし、この価格差は、機能などを一瞬のうちに凌駕する。
60インチ即購入。
韓国のメーカーのモノである。

ブランド力で言えば、ここロンドンでは、いまや日本のメーカーが劣位にある。
ヒースロー空港新ターミナル一番の場所には、サムソンのテレビが鎮座。
ハロッズの中には、LGが近未来的な、すなわち余裕のあるショールームを展開している。
大体、韓国メーカーのモノと言っても、部品は世界中から調達している。
日本のメーカーも、同じである。
では、価格においてもブランド力においても、なにが違うのだろうか?なにが劣勢にしてるのか?
一般には知らされてない隠された問題や無駄と思えることが、実は山積みなのだろうか?
それは、日本のメーカーの問題だけではなく、日本の問題なのだろうか?
そしてそれらは、解決できるのだろうか?
そこに日本の問題の突破口があるのではないか?
成功だと思われていた過去を見直すことによって、未来の進むべき方向を、変えられるのではないか?
と、ひとりプラズマの前で、静かに深く考える日々であった。

ダンスな週末。
April 14, 2008
沖縄・西表島でイベント、というより収穫祭。
大音量で自曲を聴くが、ロンドンに戻って音圧をもう少し調整しようと思う。
屋外でのポールダンスは最高でした。
この島は、もう初夏。
この日から、真夏にかけて、日本の屋外音楽イベントは、北上をはじめる。

羽田から直行でお台場「渚」。
年々焦点がぼやけて不思議なイベントになってるが、
なぜか、こっちのほうが収穫祭のようだった。
沖縄より7,8度寒いが、都会ならではの熱気が暑い。

深夜にアゲハでTiesto。
90年代っぽいというか、歌謡曲っぽいというか、しかし完全なるTiestoの世界は素晴らしい。
さすがのTiesto節全開朝までコース。

日本列島縦断、ダンスな週末!!
この勢いでロンドンに戻って、リリースに向け最後の仕上げだ。
東京、春のうたかたの日々。
April 9, 2008
久しぶりの東京。
およそ一年ぶりの楽曲リリースと新刊の発売が、6月に迫っている。
ジャケ写に、専門誌インタビュー、対談、PV撮影、花見でDJと、
東京の日々は忙しい。

久しぶりに東京に戻って感じるのは、格差社会だ。
その格差とは、一般に言われる所得や資産ではなく、
人情の差だと、桜吹雪の中、感じる。
これを持つ人と、持たぬ人の格差は、結果として様々な格差を生んでいる。
欲望や表層的な情報、固定概念にドライブされて、
礼節や人情を重んじることを忘れた人々が、
社会や経済、文化をダメにしていることに気がつかないのが、
残念でしかたがないを超えて、そろそろ滑稽だ。
僕自身も含めて、何度も自問すべき時だろう。
きっともうじき時代の「転機」は、やってくる。

写真は近影。
所詮ハイプだな、情報と呼ばれるほとんどは。
そこでの悪戯は、お互いそれなりに楽しいのが困りどころだ。
だから、気分は毎日がエイプリール・フール。
政治も経済もメディアも人々も、そんな感じだろう。
この罪な喜びを、もうじきやってくる時代の「転機」の前に抜け出せるか、がポイント。
これが、6月発売のCDと新刊のテーマです。
過日、弊社で手がけている立体映像の関係で、X JAPANを聞く。
なかなかどうして、パワフル。
むしろ熱を楽しめる。
五年前だったら、絶対に聞かなかったサウンドや映像を、
いまは楽しめるというのは、きっと自身の成長なのだろう。
よく知りもしないで嫌うことほど、自分の貶めることはない。
東京、春のうたかたの日々。
そろそろ旅に出よう。