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日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオ・ビエンナーレ」でグランプリを受賞。総務省情報通信審議会専門委員など要職歴任。六本木ヒルズのコマーシャルやルイ・ヴィトンのためのジャパニメーションのプロデュースなど、多方面で活躍。

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今年前半戦。

May 31, 2008

東京→ロンドン→チューリッヒ→ミラノ→ロンドン→アンティグア・バブーダ→セントキッツ&ネイビス→ドミニカ→アンティグア・バブーダ→ロンドン→パリ→ロンドン→東京→札幌→東京→石垣島→西表島→石垣島→東京→ロンドン→アムステルダム→ブリュッセル→ロンドン→イビサ→フォルメンテーラ→イビサ→ロンドン→アルジェリア→ロンドン→エジンバラ→ロンドン→バルセロナ→リェイダ→サラゴサ→マドリッド→セヴィーリァ→へレス・デ・ラ・フロンテーラ→カディス→マラガ→コスタ・デラ・ソル→マラガ→ロンドン→イビサ→ロンドン→→→そして、そろそろ後半戦です。もっとブッとばして、行きましょう!

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「ショック・ドクトリン」

May 21, 2008

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久しぶりに、僕がロンドンで一番お気に入りの本屋「Housman」に行ってみると、
ナオミ・クラインの新刊ペーパーバック「ショック・ドクトリン」のサイン会をやっていた。
このブックストアは、ロンドンで一番ラディカルな本屋と称するだけあって、
僕にとって、美味しい本の宝庫である。
十年前なら、マイケル・ムーア、いまならナオミ・クラインだろう。

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彼女の過去の書籍もなかなか面白く、
特に、まるで友達のごとく振る舞うナイキ批判やアップル批判は、納得いくものがある。
それは、日々恐怖を煽るマスコミと共犯関係にあり、
日々怖い怖いとニュースで煽りながら、スポンサーは友達のように振る舞う。
当たり前だが、アップルやナイキはいい製品も作っているが、友達ではない。
すでに、共感を呼ぶようなコミュニケーションの仕掛けは、お笑いに近い。
実際は、笑えないが。
すべてではないが、ナイキもアップルも、ここ数年のコミュニケーションは、気持ち悪いものがある。

コンピュータに関しても僕自身、マックだけに依存しないようにしており、
そんな一社だけに、自分の過去と未来はまかせられない。
友人ではないので、必要以上の愛情は危険である。
勿論、マイクロソフトとて同じだ。
結果、すべてのものを分散化、セル化、多様化し、その存在すらわからなくする。
すべてのものを、である。
インターネット思考というより、クラウド・コンピューティング思考に近い。

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ナオミ・クラインの新作「ショック・ドクトリン」は、
今日、ペーパーバックを買ったばかりので、ざっとしか読んでいないが、
なかなか面白そうだ。
まるで現代の「時計じかけのオレンジ」とも言うべき人体実験。
そして、ミルトン・フリードマンを中心としたシカゴ派経済学者の思惑を、
現代メディアの在り方とともに論じている。

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逆に言えば、この本によって、
次のコミュニケーションとブランド、企業の考え方の糸口にもなっている。
消費主義のダークサイド、グローバリズムの結果、民営化としての戦争、さて次はなにか?
素早い、かつ楽しい邦訳に期待したい。

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アイラブ地元。

May 17, 2008

先日、吉例の世界レストランランキングが発表された。
1、 2位を争うのは、これまた恒例スペインの「エルブリ」と、
お馴染みイギリスの「ファットダック」である。

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エルブリを、現代のスペイン料理、などと考えようものなら大間違い。
エルブリは、現代のカタルーニャ料理、と言わねばならない。
ちなみに「エルブリ」はカタルーニャ語で、「エルブジ」は、スペイン語です。

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バルセロナやイビサがあるスペインのカタルーニャの人々は、
「俺たちはスペイン人ではなく、カタルーニャ人」と誇りを持って言うし、
それは地域に根差したプライドだけではなく、
数年前に住民投票の結果、司法、行政、税における強い権限を持つことになり、
また、この地域では、カタラン語が一般的なスペイン語より法的に上位になった。
街の標識も、スペイン語とカタラン語の両方で記載されているが、
カタラン語の方が大きいことが多い。
いうならば、地方分権拡大の好例だろう。

日本のひきこもったアイラブ地元精神や、
国家の経済的理由による政治としての地方分権はいただけないが、
グローバリゼーションの結果としてのアイラブ地元精神は、素晴らしい。
世界中から良いものを取り入れ、その結果世界にないものを地元から発信する。
日本語の標準語より、その地域の言葉、例えば関西弁や博多弁が、
その地方の法的上位に来ても、なんの問題もないだろう。
よって、カタルーニャに行っても、闘牛やフラメンコは別の国のモノなので、注意です。

グローバリゼーションとは、すべてを国際化することではなく、
国際化するものを明確化するので、
逆に、自国のアイデンティティを強く考えるようになる。
そしてリージョンは、小さくなるというか、正しいサイズに置き換えられる。
経済効率追求の市町村合併や道州制は、いつかどこかに無理が来るだろう。

グローバリゼーションとは、多様化の容認に他ならない。
そして、未知なる不可解なものを認める心なのだと思う。

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カタルーニャのおふくろの味。

May 14, 2008

週末に、雑誌の取材でイビサとフォルメンテーラ。
ロンドンからだと航空運賃片道1万円ちょっと。
ハイシーズンだとさらに安くなって、4,000円で行ける。
ここ数年、日本には就航していないドットコム系航空会社は、素晴らしい。
誰もいないビーチで夕日も楽しいけど、
ちょっとスペイン料理を食べに、
いやカタラン料理を食しに行くようなフード&トラベルな週末。

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世界遺産にもなったオールドタウンでは「中世祭り」をやっていて、
昔の食材を使って、昔通りの手法で、様々な料理を作っている。
言うまでもなくオーガニック。
オリーブのパン、美味しいです。

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個人的には、毎日パエリアでも楽しいので、日日食す。
なかでも、長い間ずっと行きたかったパエリア屋をついに発見。
おいおい、ここが店かよ、誰かの家!?な外観だが、味は超ウマ!!
店名の横に「世界一の王様のパエリア!」的なことがカタルーニャ語で書かれてるらしいが、
まんざら誇大広告でもない。
兎のパエリアも美味しいが、僕の大好物のフュディワ(パスタのパエリア)が、素晴らしい。
僕の人生食べてきたフュディワでは、間違いなく一番です。

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実はこの店、いままで何度も探しても見つかりませんでした。
それもそのはず、イビサには、住所らしきものがありません。
「あの交差点から何キロぐらい」のようなことが、
しかもスペイン語かカタルーニャ語で書かれてあり、それが正式な住所なのです。

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なので今回は、ハンディGPS持参。
東経01:23:30
北緯38:51:30
ここにあります。
物理なブックマークは、現代の旅行の最強ガイド。
世界中の僕のお気に入りの店が、このハンディGPSにブックマークされている。

肝心の店名?
心配いりません。
読めない上に、看板らしきものは、見えないから。

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宴のあと。

May 5, 2008

ロンドン市長選挙が終わった。
現職の元トロツキスト、リビングストン市長が負け、保守派のジョンソンが当選。
あたらしい混雑税導入もスクラップされ、
温暖化対策より、金持ち優遇政策が実施されることだろう。
きっと優遇というより選民になる。

選挙中、一番盛り上がったのは、ブックメーカーという国家公認のノミ屋。
候補者のオッズを見るだけで面白い。
さすが、イギリス。

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閑話休題。
日本はGW、イギリスも連休、東教会を持つ東ヨーロッパはイースター。
気候もよくなり、世界的ホリデーで、どこも大混雑の街に出て友人たちに会うと、
社会的流行に敏感なクリエイティブな人や金融で働く人々は、
「スーパーバブル」という言葉を、ここ二週間、皆よく口にする。
実態経済と情報経済が、あまりにかけ離れてしまったということだろう。

ここ数年、一番盛り上がったのは、証券取引所という国家公認の賭博場。
いよいよキーワードは、「サヴァイヴ」超えて「エスケープ」になる。
ホリデーも終わり、不安定な明日は、何事もないようにやってくる。
さて次は、どこに行こうかな?

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