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日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオ・ビエンナーレ」でグランプリを受賞。総務省情報通信審議会専門委員など要職歴任。六本木ヒルズのコマーシャルやルイ・ヴィトンのためのジャパニメーションのプロデュースなど、多方面で活躍。

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サラゴサ万博。

June 28, 2008

バルセロナからスペインの新幹線AVEに乗って、サラゴサ万博にやってきた。
世界的な水不足をテーマにした別名「水の万博」。
新型AVEは実に快適だったが、
案の定駅の工事は万博に間に合わず、
会場近辺の整備も、開催に間に合ってない様子。
さすがスペイン。
かつてのバルセロナ・オリンピックもオープニングにまったく間に合ってなかったもんなあ。

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万博ということもあって、
スペイン企業は趣向を凝らしたブースを展開し、
宮崎アニメのような建物があちこちに建ち、
各国ブースもそれなりに面白い。
しかし、暑い。

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日本館は、1階の映像はまずますというか、それなりだと思うが、
2階の会場は、ちょっとビックリした。
区民センターの不人気会場そのまま。
ある意味、いまの日本を正直に伝えてるのかもしれないが、
タイや韓国は、もう少しがんばっているので、
もう少し、というか抜本的になんとかならないものだろうか?
それとも、ポストモダンを狙ったブースなのだろうか?
これなら、やらないほうがマシだと正直思う。
国家としてマイナス・イメージが大きすぎる。

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これは、予算の問題ではない。
センスの問題だ。
もし、予算の問題だというのであれば、
僕をはじめとする日本のクリエイターと呼ばれる職業の人たちは、
外資からもっとガッチリ稼いで、
クリエイティブ・ボランティアとして、
持ち出しでも協力しなくてはなららい。
サラゴサで区民センターの展示やっても仕方がないから。

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しかし、ハイテクを駆使したブース作りより、
水遊びができる単純な仕掛けのほうが、
この暑さでは、圧倒的に人気だし、水のありがたみも身にしみる。
なにしろ温暖化で、スペインの各地方では、連日45度を超している。
45度!!!

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近年、夏の過ごし方も、大きく変わってきたのを実感する。
温暖化の問題を議論する以前に、
日本の夏の過ごし方を、徹底的に討議する必要がある。
ヒートアイランドの暑さだけではなく、
考えられない大雨や台風など様々な問題が待っている。
もはやそれは、避難に近いことだろう。

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音楽フェス先進国。

June 26, 2008

今年もバルセロナでSONARが開催された。
実は、僕が一番好きな音楽イベント。
もう何年通ってるだろうか。
地中海性気候や、美味しいスペイン料理とあわせて、
この時期のバルセロナは、極上の旅路である。

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いわゆる夏フェスと呼ばれるイベントは、
誰もが知っているアーティストが数多く出演し、
それを目当てに来る来場者がほとんどだろう。
しかし、このSONARは違う。
出演アーティストの7割は、まったく聞いたことがない人たちなのだ。

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最先端の音楽を集めることを標榜しているソナーは、
日中は、街のど真ん中にあるバルセロナの現代美術館MACBA内で開催され、
この美術館のギャラリーや中庭で飲んで踊れるという開放感もさることながら、
参加者が毎年十万人を超えるというのも、もっと驚く。
良く知らないが面白いだろうと思える出演アーティストを見に、
世界中から人々が、この時期バルセロナに集まってくる。

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夜の会場は、街のはずれにあるメッセ会場で、
ホールとホールの間の屋外にもステージが組まれ、
その巨大さと面白さは、桁違いで圧倒され、
スペインの音楽フェスの先進性を強く感じる。

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一方、この週末イギリスでは、グラストンベリー。
二十万人近くを集める、いまや、世界最大のフェスである。
このグラストンベリー、天気やアコモデーションが悪いのでも有名だが、
少し高いお金を払えば、お香を炊いたインドのマハラジャ仕様のインディアン・テントに、
キングサイズ・ベッド、そしてエジプシャン・コットンのシーツが組み込まれた、
素晴らしい特設屋外宿泊施設のサービスもある。
夏フェスのためのデザイン・ホテル出張版といったところで、実に面白い。

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有名出演者を軸にフェスを考えてしまうと、
どこに誰が出ているという、出演者の取り合い政治を見るようで面白くない。
これだったら、行ってみたい、と思わせるキューレーションや空間こそ、
僕にとって、夏フェスを選ぶ最重要なポイントなのである。

見知らぬ素晴らしいアーティストを、考えられないような空間で体験する。
そのすべてが、その夏の音楽を、一生忘れられないものにすることだろう。

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メルトダウン2008。

June 26, 2008

今年も夏がやってきた。
日本の夏といえば、7月後半ぐらいをイメージするが、
ヨーロッパでは、もっとも日が長い6月中旬から夏休みモード。
梅雨がないのと、温暖化の影響も大きく、最近は夏が長いと感じる。
僕もロンドンでのリミックス制作がやっと終わり、
これで夏休みモードに入れる!! やったぁ!!!

この季節にあわせ、各地で一斉に音楽イベントが開催される。
まず行ったは、ロンドンのサウスバンクで開催された「メルトダウン」。
毎年キューレータが変わるこのイベント。
今年は、マッシブ・アタックがキューレーション。

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初日のイベントは「サイレント・ディスコ」。
入口でワイヤレスのヘッドホンを装着し、
DJがガンガン盛り上げるが、音はヘッドホンのみ。
会場はシーンとして、実に面白い。
数年前オランダでも楽しんだが、
ロンドンは、パーティピープルが多いので、また楽しい。
連日通ってしまった。

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続いて「イエローマジック・オーケストラ」28年ぶりロンドン公演。
実に難解、とロンドンの新聞にも書いてあったが、
なにより多くのお客さんが、あんまり楽しそうじゃなかったのが、残念。

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そして今年の目玉イベント、映画「ブレードランナー」のサウンドトラックを、
オーケストラの生演奏にあわせてマッシブアタックが、
SEを混ぜながらミックスするというもの。
実にイギリスらしい新旧融合意欲的試みだった。

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帰り道、夜風に吹かれながらテムズ川を渡る。
実は、この瞬間が一番気持ちいい。
うまく言えないが、自分のこの感覚をとても大事にしている。

夏は、はじまったばかりだ。

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ロンドン初夏 うたかたの日々。

June 17, 2008

近所に路駐していて、いつも気になる車がある。
スティルスのようなマットブラックのランボルギーニだが、
内装はショッキング・ピンク。
この趣味も凄いが、いつも路駐するところがもっと凄い。
他にも目を疑う車がイッパイあって、
近所の路駐は、目が離せないほど楽しい。
それらをデジカメで撮影しているのは、駐車禁止取り締まりのオジサンと僕。
「あそこに、スゲー内装のフェラーリいるぜ。モチ、アラブ・ナンバー」。
面白い車を見つけると、教えあう仲になってしまった。

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iPhoneも日本へ来るのがずいぶんと遅いことだが、
こちらももっと遅い映画「THE 11th Hour」。
レオナルド・ディカプリオのプロデュース&進行の環境問題中心のドキュメンタリー映画。
もう世界中でDVD販売されてます。
いまどきプレミアから一年以上遅れて入ってくる映画って、あまりないでしょう。
我が国は、環境問題に対する対応も遅いと思うが、それ以前の問題。
すなわち、環境問題以前の大きな問題が山積み。
「THE 11th Hour」を僕なりに訳すと、「崖っぷち」。
勿論、見ただけではなんの問題解決にもなりません。
この速度やシステムの日常で、持続可能な社会もないでしょう。

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原油高の直撃で、航空会社の再編が相次ぐ。
早めにあたらしい旅のノウハウを蓄積しないと、
巻き込まれて、こちらも被害を蒙る。
旅に限ったことではなく、早めに様々なあたらしいノウハウ構築は、絶対だ。
しかし問題は、原油高よりいつか起きるだろう暴落のほうでは?
これこそ巻き込まれて、こちらも被害を蒙る。

新刊は無事に出たが、リミックスCDの制作が終わらん。
7月11日発売に間に合うかどうか、汗、です。
なので、詳細後日。
たぶんiPhone3Gも、まだまだ作ってるに違いない。
きっとアップルも、汗、です。

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朝刊(無料)と夕刊(無料)。

June 10, 2008

昨日、新刊「70円で飛行機に乗る方法」を出版したばかりで申し訳ないが、
今日のロンドンの夕刊(無料)を見てみると、
こんな広告を発見した。

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航空券無料時代突入である。
本来なら僕の新刊も「無料で飛行機に乗る方法」に改題しなくてはいけないところだ。
実際は、行き先によって、税金や燃料チャージを数千円程度細かく取られるのだが、
それでも基本料金無料である。
勿論、僕も本日早速何便か予約した。
スゴイ時代になってきた。

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本日発表されたあたらしいiPhoneも、価格が圧倒的に安いのがいい。
なぜかロンドンの朝刊(無料)には、発表前の昨日から発売日などの詳細記事が出て??、
その機能よりむしろ価格を称えていたが、
見方を変えれば、これらすべては世界デフレのはじまりだろう。
いや、世界インフレ&デフレ同時進行のハイブリッドなリセッション。
スタグフレーションのニュータイプか!?

どちらにしろ、様々な構造を正しく理解している者は、
美味しいトコ取りできるだろうし、
よくわからない、と人任せにしてしまったら、
あっという間にババを掴むことになる、というわかりやすい時代。

我々はもっとメディアではなく、世界の事実と向き合わねばならない。
できれば自身の目と足で。

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本日新刊発売。

June 9, 2008

我々は、今後わずかな時間の間に、
きっと考えられないような様々な危機に直面することになる。
それは、個人、地域、社会、国家、地球というあらゆるレベルで偶発的かつ必然的に起きる。
もはや「サヴァイヴ」を超えて、「エスケープ」するしかないかもしれない。
では、どこへ? そして、どうやって?

実はいま、世界では航空大革命がはじまっています。
聞いたこともない新興航空会社が、信じられない航空運賃を提供しています。
ロンドンからヨーロッパ諸国のフライトは、どこへでもいまや数千円程度。
自宅のプリンターで発券は、当たり前。
時代はインターネットによる情報交流の時代から、
もっと物理的な人間そのものの交流の時代へと大きく変わってきているのです。
すなわち二十一世紀の民族大移動が、もうはじまっているのです。

このあたらしい波に乗るのに、
お金は大してかかりません。
なにしろ、この新書の価格より、ポテトチップより安い航空券もあるのです。
そして、難しくもありません。
本書は、いままでの僕の本の中で、もっともライトなテーマと書き方であり、
タイトルも、新書らしく、また僕自身初の試みの、実に間口を広くしています。

この時代に生きていて、時代の可能性を追求しないことは、もはや罪だと感じます。
そしてそれは、自分の可能性の追求なんだと思う。
キーワードは「サヴァイヴ」から「エスケープ」へ。

なにかや誰かを待つのではなく、「自らを黒船化」する。
航空ビッグバンは、日本では当分起きないので、「自分で勝手に航空ビッグバン」する。
そして、誇りある「日本」を持って、出かけよう!

日本三部作に続く新刊「70円で飛行機に乗る方法」(宝島新書)。
本日発売!

この夏、皆様と世界のどこかでお会いするのを、楽しみにしてます!

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2008前半ベストガジェット

June 6, 2008

少し早いが、今年前半のベストガジェット発表。
毎年、ボーナス時期になると様々な雑誌で特集が組まれ、
僕自身もよく参加するが、
今年は、雑誌広告主の意向一切なしで、唯一本ブログで自由闊達に語ることにする。
まあ、ブログに広告主の意向が反映されるのも、時間の問題だと思う。
収益構造が一緒だからね。

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●第一位
「Pacemaker/ペースメーカー」。
文句なしの第一位。
これの出現でiPodの使用頻度が一気に減った。
簡単に言えば、単体で2トラックを持ち&同時再生でき、
単体でミキシングができるiPodのような120Gのシリコン・プレイヤー。
子供のDSのように、正月に入手してからこの数か月、僕はずっとこれをいじっている。
現在制作中のリミックス・スタジオでも離さないので、
リミックス作りながらリミックス遊びで、頭の中でさらにリミックスで、もうわからん。
このマシンは、1曲目を再生しながら、ヘッドホンで二曲目のBPMを合わせ、エフェクトまでかかる逸品。
勿論、ヘッドホンアウトとラインアウトとふたつ装備。
ドイツらしい無骨なデザインも良い。
アップルは、イメージは先進的だが、ビジネスは極めて保守的で、
特に最近は代替商品ばかりなので、
このあたりには踏み込んでこないだろう。
いつかこのペースメーカーだけで、ライブDJをしてみたい。

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●第二位
「HPトラベル・コンパニオン」。
簡単に言えば、人ナビというか、電子地図帳というか、ハンディGPS。
カーナビがないと、車で目的地までなかなかたどり着けない輩が多い昨今、
僕はもうこの手がないと旅行にいけなくなってしまった。
この市場は、聞いたこともない会社がイッパイあるので、今後も目が離せない。
市場占有率第一位は、TOMTOMって会社だぜ!?実に面白い。
大手ガーミンは、グーグルの携帯電話OSを使って、
今年の第三四半期に、携帯を出荷することを表明。
ARMチップを採用しているメーカーが多いので、
早いチップの製品を買わないと、ストレスになるので注意。
十年以上前に、「サーバーを制する者は世界を制す」と自著に書いたが、
今後は「衛星を制するものは世界を制す」に変わっていくことだろう。
個人的にも軍事衛星が、ガジェット市場に転換されるのは、良いことだと思う。

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●第三位
「X-miniカプセル・スピーカー」
年間トラベルスピーカーだけで、5、6台は買っていると思う。
隔月購入って、感じです、実際。
これだけは、買って聞きこまねばわからない。
店頭で箱から出して、試聴させてくれる店など滅多にない。
しかも、8割は買って失敗をする。
今年前半の秀作はこれ。
パワーも音質も良いし、開くと広がりのあるサウンドになるのはナイスアイデア。
単体売りなので、ふたつ買ってステレオ仕様にするのがベスト。
USB充電なので、使い勝手も良い。

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●次点
「アマダナ N705i 限定モデル」
日本の雑誌なら一位アップル製品、二位ソニー製品か任天堂などがお決まりだが、
今年の日本の新製品で唯一ちょっと使ったのがこれ。
企画もデザインもいいが、質感が通販家具。
実に残念である。
事実、人前で出すのが恥ずかしいので、3日で使うのをやめた。
100万円以上の携帯電話は、すでに世界で50機種以上のモデルをだしている中、
これで限定って言われても、正直困る。
価格的にも高くてもいいので、メイドインジャパンが世界に誇れる携帯を作ってほしい。
惜しいので次点。

●総評
やはりモバイル系の新興メーカーは、面白い。
ヨーロッパの企業のアイデア力とデザイン力を中国の企業が生産。
これが、全体的な大きな流れだろう。
これからiPhoneをありがたがる我が国は問題で、
声を大に、日本のキャリアとアップルに文句を言った方がいい。
この情報時代に遅すぎる。
iPhone!? そんなのやめて、もっとすごいの作ろうぜ。
僕らは、そんな国だったはずだ。

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