「HYPER-BORDER」。
May 1, 2009
フェルナンド・ロメロ著「ハイパーボーダー」によれば、
メキシコのティファナから、国境を越えてアメリカのサンディエゴに、
毎日通勤する人は、4万人を超えるという。
今日、メキシコとアメリカの国境は、事実上ないも同然。
それは90年代前半に策定されたNAFTA(北米自由貿易協定)によってわかっていた未来。
当時LAに住んでいた僕は、きっと来るだろうこの日を、
ブロンクスより危なかったイーストLAで、よく考えていた。
あらゆるものが、国境を越えて両国に入ってくる。
その中には、望まれていないものも含まれる。
考えれば、国境とは、極めて人工的なものである。
それが、戦争の原因であることも多い。
国境の喪失は、自然回帰ともいえるし、グローバリゼーションともいえる。
望まれていないものが入ってくるからといって、
国境の壁を高くすれば、それは不自然な結果になるだろう。
近年失敗が判明したアメリカナイゼーションではなく、
真のグローバリゼーションの鼓動は、もう誰にも止められない。
だから、以前より強固な自己を作るしかない。
そうしないと、言い訳をしている間に、淘汰されてしまう。
すでに扉は、開いてしまったのだから。
あらゆる人とモノが、世界に広がり、
世界は、ひとつに向かっている。
そこには、光もあれば影もある。






