honeyee.com|Web Magazine「ハニカム」

Mail News

Blog

http:blog.honeyee.comttakashiro

RSS

日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオ・ビエンナーレ」でグランプリを受賞。総務省情報通信審議会専門委員など要職歴任。六本木ヒルズのコマーシャルやルイ・ヴィトンのためのジャパニメーションのプロデュースなど、多方面で活躍。

http:blog.honeyee.comttakashiro_img

<< Back |  Main Page  | Next >>

change

September 4, 2009

45歳になったこの夏。
自分へのご褒美は、かつてと真逆で、
すべてのモノを処分することにした。

家を持つ、そこに溢れんばかりのモノを持つということが、
アメリカが作った二十世紀の幻想だった、と何年も前に仮定した。

いわゆる僕もかつて目指したアメリカンドリームのゴールであった
はずのフレームが、
サブプライム問題が起きて、仮説ではなく現実的に崩壊した。
これからもっと厳しくなるだろう。

だから早々にあたらしいゴールを設定しなくてはならない。
モノを所有しないで、もちろんそれを収納する家ももたないで、
時代らしくデジタル化できるものは、どんどんデジタル化して、
世界中を高速で回りながら、当分の間は見識や見聞を広める。
ネットワークが高度になればなるほど、フットワークは軽くならね
ばならない。

そして、しばらく衛星のように生きると決める。

うまくいかなかったら、また定住生活をすればいい。
しかし、どこかで二十世紀と決別し、清算することが大事だと考えた。

問題はタイミングだ。
多くの人がリセットしようと思ったり、生活ダイエットしようと思うと、
大変だし、時間もお金もかかる。
だから、人とは違うタイミングで実行することが大事だといつも考
える、と決意した40歳。
生活を変えるのに、5年はかかるだろうと思っていたが、見事に5
年かかった。

手持ちの9割を清算するのは、
勢いもあって半年で処分できた。
しかし、その残りの1割をさらに10分の1にするのに、3年近く
もかかってしまった。
これで二十世紀の99%と決別することが出来た。

どんな人でも生活を抜本的に変えようと思うなら、最低5年はかか
るだろう。
会社員なら、今とりかかっている仕事の決着をみるのに、
最低でも1年から2年はかかるだろうし、
転職に1年、そしてあたらしい仕事が落ち着くのに、きっともう
1、2年はかかるだろう。

僕はいわゆる自営なので、もっと時間がかかる。
いつもひとつなにかする期間を、7年から10年で見ることにしている。
日々はバタバタしていても、この長期ビジョンを持っているか、
持っていないかは大違い。
7年から10年かけたプランがまったくダメだったら、次の7年か
ら10年に賭ければよい。
日々は大変でも、現実的な大きなビジョンを持つことが、とても大
事な時期にあるはずだ。

変化の時代に、誰よりも素早く大胆に変わること。
変化に受動的でなく、能動的で挑戦的かつ楽しく柔軟であること。

さて、明日はどこに行こうか、住もうかな。
ロンドン、パリ、バルセロナ、ケニヤにクロアチア。
そして、モチロン東京も最大の候補地。

45歳のこの夏、僕はさらなる自由を感じる。

そしてまた、大きな変化の秋がやってくる。

2.JPG

September 4, 2009 , 7:39 PM

Page Top