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日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオ・ビエンナーレ」でグランプリを受賞。総務省情報通信審議会専門委員など要職歴任。六本木ヒルズのコマーシャルやルイ・ヴィトンのためのジャパニメーションのプロデュースなど、多方面で活躍。

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陽があたるとき。

September 27, 2009

毎年夏は、日照時間が長いのを利用し、北半球の至る所で撮影をする。
今年は、複数のプロジェクトが交差し、世界中で40日以上撮影が続く忙しい長い夏となった。

たとえどんなにお金をかけようと、好天だけはどうしようもない。
製作費100億円かけても、太陽の恵みを得る事はできない。
だから、僕の仕事は日々太陽や自然に、とても感謝しなくてはいけない職種なのである。

いつも世界の太陽祭や皆既日食を回る僕の様は、
受験生が湯島天神に通うのと、少し似ている、と自分で思う。
今年は40年ぶりに日本で皆既日食があるというので、
夏休みをかねて家族で日本へ帰国し、奄美大島まで日食を見にい き、日々の太陽に感謝を捧げたが、
実に後味の悪い日食になってしまった。

ある夫婦の事件が発覚し、一度も面識がない僕らは、いまやすっかり「親友」になっているそうだ。
そうすると、あのときあの島にいた50万人以上の人たち全員が「親友」ということになる。
実に不思議な話だ。

またその際に「警察に事情聴取」などとも、よく書かれているらしいが、
それが事実なら、警察に問い合わせれば、すぐにわかることだろう。
どんな国でも、どんなに小さくても違法行為があるならば、必ず公式文書があるはずなので、調べれば絶対にわかる。
それが新聞社や出版社と呼ばれる人々の「報道」であるはずで、「事件を創作」することが仕事ではないはずである。

この夏、7月末に書いた僕のブログを読み直すと、
「もはや無料な物語のテレビドラマは誰も見ないが、事件は皆みたがる。」と書き記した。
そのときは、このブログの意味がわからなかった人も、その後の様々な事件で、いまならきっとわかるひとも多いと思う。

太陽や自然の恵みがもたらす祭りを面白おかしく扱い、
事件を創作するマスメディアの社会的責任や違法行為の加担は大きい。
なぜなら、人間にとって感謝すべきものをいい加減に扱い、
さらには物語の創作による法的な被害者が存在し、それこそが本当の事件だからである。

真実を客観的に見るのは、大変だがあまり難しい事ではない。
当事国でない客観性の高い場所で宣誓供述(affidavit)を当事者全員およびその社の代表者がすればよい。
そうすれば、物語を誰が描いたのかが、客観的にわかり、責任の所在もわかりはじめる。
その意図もわかるし、双方、もしくは一方に問題があれば謝罪してちゃんと和解すべきだ。
なにより「事件を創作」された側のことやリスクが、きっとわかる。
そして、争う事は良い事ではない。

今日のロンドンは、やさしい秋の快晴ロケ日和だ。

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