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Sound Concierge JAPAN!

March 26, 2008

JAPAN.jpg

本日僕のコンピレーション~ミックスCDのシリーズ『Sound Concierge』の最新作がリリースになりました。
「Japanese Lyric Dance」というサブタイトルの示すとおり、今回は日本語のダンスミュージックをテーマに選曲してみました。
ダンスミュージックは英語が基本という風潮が世界的に根強く、かくゆう僕もFPMとしていまだ正々堂々とは日本語のダンスミュージックには取り組めていないのが現状です。
今回このミックスCDを作ったことで自分なりにも考えることが多く非常に刺激になりました。
僕が思う日本最強の作詞ができるアーティスト陣はほぼ網羅できたかなぁと。
ありそうでなかったノンストップミックスCDだと思ってますので是非チェックしてみてください!

ライセンスを許可頂いたアーティストの皆さんありがとうございました。
まだまだここに収録できなかった素晴らしい日本語のダンスミュージックはありますので第二弾も作りたいです。

因みに今回の選曲はこんな感じになりました。あ、今回も初回限定版はプラスチックケースに直接印刷された特殊パッケージです。

01. Honeycom.ware (FPM's extended re-edit) / 100s
02. Drop / CORNELIUS
03. WORLD’S END SUPERNOVA / くるり
04. Crazy for you (club edit) / Chara
05. 浴室 / 椎名林檎×斎藤ネコ
06. White Tipi / 曽我部恵一
07. Why Not? feat. Ryohei (Japanese version) / Fantastic Plastic Machine
08. 東京は夜の七時 ~the night is still young~ (talking toolbox mix) / PIZZICATO FIVE
09. 朝の光 / □□□
10. 美しく燃える森(FPM bootleg house mix)/ 東京スカパラダイスオーケストラ
11. GRAND MASTER FRESH Pt.2 feat. Fantastic Plastic Machine / YOU THE ROCK★
12. OBOROGE COPY VIEW / HALCALI
13. Our Song / Shinichi Osawa
14. fragile (FPM bitter sweet samba mix) / Every Little Thing

あと、雑誌『MUSICA』の鹿野さんが僕にとっては非常にこそばゆくも嬉しい解説文を書いてくださったので載せておきます。
僕の制作意図を非常に汲み取っていただけた文章です。恐縮です。

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 ファンタスティック・プラスチック・マシーン(以下、FPM)のDJは、体のみならず心に幸福の矢が刺さる。何故ならば、FPMは心地よさのみならず、驚きや反逆や孤独までをもそのプレイの中で表現するからである。ダンスミュージックというのは快楽をバキッと伝えきる音楽で、だからこそ機能的でないエッセンスをなるべく削除してシンプルなラインを描くものだが、FPMは「人間の五感を舐めちゃつまんないでしょ」とばかりに、ポップミュージック的な情報量の多い音楽までをも、ハウスミュージックの引き出しにきっちり収めていく。本当の意味での音楽の自由さを伝える達人である。
 そんなFPMが、04年以来、コンスタントにドロップし続けてきたDJ-MIXシリーズ『Sound Concierge』の第10弾を3月26日にリリースする。今回のサブタイトルは『JAPAN“Japanese Lyric Dance“』、邦楽のポップミュージックをDJミックスしているのである。ズバリこのアルバムはダンスミュージックとしての問題作である――。
「ダンスミュージックとJポップ、ダンスミュージックと日本語の関係性に、一石を投じる作品を集められたと思います。『うわっ、この人の歌詞、凄えなあ』って思えるアーティストがどんどん増えてきて。□□□(クチロロ)のインディ盤と椎名林檎ちゃんが並ぶって、凄く素晴らしいことでしょ? ハウスや4つ打ちって便利な器なんですよ、本来は。だからその上に何が乗ってもいいんですよね。どんぶりの白飯みたいなもので、何乗っけても美味けりゃいいんです」
 ここでFPMは日本のポップミュージックの特異性、そのいい部分と悪い部分を暴き出している。いい部分は、「言いたいことがはっきりしているアーティストが、そのディープな世界をさらに過激な音楽にするべく、ダンスビートを刻む」という邦楽独特のアーティストの特徴が活かされている部分である。DJやダンス・カルチャー出身ではないロックバンドやポップアーティストがこれだけ果敢にダンスビートに挑んでいくのは、実は世界中見渡してもかなり珍しいし、ヨーロッパやアメリカ勢より早い時期からそれを実践していた。FPMはここでそういった邦楽アーティストのラジカルな部分と、歌詞を軸にした文学性や音感の小気味よさに焦点を当てている。
 そして悪い部分は、「何でもジャンルの箱に押し込んで、整理した気になっているシーンの悪い癖」である。音楽はそもそも正解がないものなのに、その自由なイメージの音楽に対して僕らは何かと括りたがる。FPMはここで、「ジャンルとかで括らなければ、ほら、こんな音楽とあんな音楽が一緒に飛んだり跳ねたりできるんだ」ということを、彼独自のDJスキルで提案している。
「日本人が(洋楽の)ハウスを楽しむ時、圧倒的なハンディがあるじゃないですか? 言葉がわからないんだから。だから歌詞の意味や感触を噛み締めながら音楽を楽しんだり踊ったりすることが出来なかったんですよね。そこで今回は敢えてタブーを冒してやってみようと思ったんです」
 ダンスミュージックは、音楽の楽しみ方が上手い音楽である。そのコンシェルジュ的な存在のDJとして、圧倒的な信頼と刺激を持っているFPMは、音楽の壁をダンスビートへのセンスと音楽愛で壊して、幸福にしてエモーショナルな磁場を次々に生み出している。そんなFPMの最新型の「音楽天国」、それが『JAPAN“Japanese Lyric Dance”』である。


鹿野 淳(MUSICA)
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March 26, 2008 03:18 PM

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