陶器やコラージュなど、ミックスドメディアで語る“隙間”
2024年11月30日(土)〜12月21日(土)に開催
週末の“To Doリスト”に加えておきたい、今見るべきアート展を毎週金曜日に紹介するHONEYEE.COMのMUST-SEE ART。ニューヨークを拠点とするクリエイティブスタジオ POSTHYPHEN Inc. の代表を務める 軍司匡寛 が、ビジュアルアーティスト Tadahiro Gunji として凱旋エキシビションを開催。
ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するビジュアルアーティスト Tadahiro Gunji が、神宮前のアートスペース B1Storage で8年ぶりとなる日本での個展「Collectivity 093 - 128 Between summer and fall」をスタートする。
“COLLECTIVITY”というシリーズを通して、“絵画と彫刻の間”を自らの解釈と共にミックスドメディア作品で表現する同アーティスト。ペインティングやコラージュ、彫刻などの作品は、再構築されるパーツの間に生まれる隙間を絵画の輪郭線として利用する作風から誕生している。
日本人らしい“間”の概念が反映されているこのスタイルだが、特に対立するモチーフは物質間からインスピレーションを得ているという。
最新の本シリーズはコラージュ作品やそこから触発されたセラミック作品、ウォールスカルプチャーなどの異なる素材同士の間の関係を意識した構成で発表される。7年間をかけて制作してきた総勢36点の作品を鑑賞しながら、無数に存在する“隙間”について改めて考察する良い機会となりそうだ。
なお B1Storage の上に位置する GALLERY TARGET では、アーティスト 花井祐介 のコミック「BOARD SHORTS」の出版記念エキシビション「BOARD SHORTS EXHIBITION」も開催されているので、そちらも併せてチェックしたい。
<Information>
Tadahiro Gunji 「Collectivity 093 - 128 Between summer and fall」
会期:2024年11月30日(土)〜12月21日(土)
会場:東京都渋谷区神宮前5-9-25 B1F
会館時間:12:00〜21:00
休館日:日曜