枯葉が敷き詰められた異空間で25ルックを披露
Text Yukihisa Takei
近年注目が高まっている東京ブランド KHOKI (コッキ)が2025年2月12日(水)に、都内で2025A Wコレクションをランウェイ形式で発表した。
KHOKI は2019年に始動。デザイナー名は公表せず、デザインチームとしてクリエイションをしており、2022年には「TOKYO FASHION AWARD 2023」を受賞。そして翌年には「LVMHプライズ2024」のセミファイナリストにも選出されるなど活躍目覚ましい。そして主に30代前半のデザインチームということもあり、東京の新世代ブランドの注目株となっている。
ランウェイ会場となった都内のビルの広い空間には、彼らが昨秋から集めてきたという枯葉が山のように敷き詰められ、来場者は KHOKIチーム がこの日のために作ったクッションに座って観るという斬新な形式。(ちなみにそのクッションは、来場者へのギフトともなっていた)
ショーにおいては、「人の手が見えるモノづくり」を設立当初からコンセプトとして掲げていることもあり、ヴィンテージ、伝統的手法、多様な文化を感じさせる、クラフト感のあるプロダクトをまとったモデルが枯葉の間に出来た小道を闊歩。ショーピースも織り交ぜながら披露されたルックは、モダンでありながらも、温かみを感じさせるものとなっていた。
これまでもランウェイ形式の発表には固執せず、展示会形式も重視している彼らの作る服は、実際に手に取ってみると細部にまでさまざまな意匠が凝らされているのが特徴。DOVER STREET MARKETをはじめ、そのセレクト眼厳しいショップでも展開されているので、ショールックで興味を持ったら実物に触れてみることをおすすめしたい。
[CONTACT]
KHOKI
https://www.instagram.com/khoki146/
https://eye-khoki.com