
日々の中の瞬間をテキスタイルに、白と黒で表現した新境地
HONEYEE.COMが、今見ておきたいアート展を毎週金曜日に紹介。この「MUST-SEE ART」を参考に、今週末の“To Doリスト”に加えてみては?
グラフィックデザイナー・小林一毅と言えば、様々なブランドのロゴやパッケージなども手がけ、その色使いやラインから生み出されるフォルムが印象的。最近、飲食店でセンスの良いオリジナルマーチに目を奪わると、小林によるデザインということも珍しくない。

東京都江東区白河にスペースを構える「gallery stoop(ギャラリーストゥープ)」では、そんな小林とテキスタイルメーカーのfujie textile(フジエテキスタイル)による展示『Between black & white』が始まる。
これまでもコラボレーションを披露してきた両者だが、本展では小林が子供との日々の中で見つけた風景や瞬間を描き続けてきた図案をベースに、fujie textileがテキスタイルアートを制作。加えて黒と白のみを使った制作は初の試みで、その造形や余白で表現された世界観が際立つ。
会場では額装された作品を、フランスやイタリア、オランダを中心とするヴィンテージ家具とともに並ぶ。インテリアスタイリストの竹内優介を迎えた展示空間も、名作家具が揃う「gallery stoop」ならでは。
今回新たに発表される平面作品22点と立体作品2点は、2025年6月7日(土)から会場とオンラインストアで展示と販売を行い、7月8日(火)からは「gallery stoop」の取り扱い先でも発売される。
小林の作品と選び抜かれたヴィンテージ家具が織りなす空間。暮らしの風景に重ねながら、その世界に触れてみたい。
<Information>
Kobayashi Ikki × fujie textile『Between black & white』
会期:2025年6月7日(土)〜7月7日(月)
会場:gallery stoop 東京都江東区白河2-5-10
営業時間:11:00〜20:00
定休日:月・火曜日