Text Takaaki Miyake
デザイナー 山岸慎平の“おもちゃ箱”からアイデアを探る
BED j.W FORD が2023年春夏コレクションのルックを公開した。デザイナーのパーソナルな要素をコレクションに反映することが多いBED j.w. FORD だが、今シーズンはさらに一歩踏み込み、新しい命を家族に迎え入れたという自らの経験を投影した。
“SYMBOL”と題した今コレクションは、「一言でいうなら、おもちゃ箱をひっくり返したようなコレクション」と、デザイナーの 山岸慎平が例えるように、純粋さや遊び心を散りばめている。
それは今シーズンのキーであるリンゴのモチーフにも表れており、中身や肌が見えるデザインを子どもと大人の共生関係として捉え、スリムシルエットのテーラードジャケット、ブーツカットシェイプのパンツのポケットに配した。
原色のカラーパレットや色とりどりのボタン、おもちゃの宝石とパールで作られたアクセサリーなどからも今シーズンのテーマを強く感じた。
Photo：Genki Nishikawa （Mild inc.）
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