DAIWA PIER39の GORE-TEX INFINIUM™EXPEDITION DOWN JACKET
日本の四季がはっきりしているせいなのか、はたまた日本人が凝り性なのか。機能的な素材、ディティールを備えたタウンウェアは日本で数多く醸成され、世界からも注目されている。そんなファッション×ファンクションなプロダクトをHONEYEE.COM編集部で厳選し、毎週1アイテム紹介する「今週のシティテック」。#5はDAIWA PIER39のGORE-TEX INFINIUM™EXPEDITION DOWN JACKET。
Edit&Text Yukihisa Takei
Photo TAWARA(MagNese)
DAIWAブランドのイメージを変えたDAIWA PIER39
ここ数年で瞬く間に“シティテック”を席巻したブランドといえば、DAIWA PIER39だろう。釣具メーカーの老舗の印象が強かったので、当初は「あのDAIWAがファッションに進出? 大丈夫すか?」といぶかしがっていたクチだが、プロダクトの“イマ感”、そしてテックとファッションのバランスはまさに“シティテック”そのもので、人気が爆発したのもうなずける。
おそらく釣りをやってこなかった人や、DAIWAをDAIWA PIER39で初めて知った世代にとってのブランドイメージは、まるで違うのだろう。リブランディングの観点でも大成功だ。
その大人気のDAIWA PIER39からリリースされたのが、このGORE-TEX INFINIUM™EXPEDITION DOWN JACKET。写真からも多少伝わると思うが、かなりのボリューム感あるダウンジャケットである。
このボリュームやシルエットがまさに“イマ感”であり、アウトドアブランドやファッションブランドが展開しているダウンジャケットとは微妙に印象が違う。
アウトドアブランドが作るダウンジャケットは基本的にサイズジャストなデザインが多く、ファッションブランドが作るダウンジャケットは、よりデザイン的な要素が強いが、このDAIWA PIER39から発売されたモデルは、機能とファッション性のバランスがちょうどいい。
GORE-TEX INFINIUM™搭載でさらに最強に
さらに今回のモデルはGORE-TEX INFINIUM™を搭載。近年はGORE-TEX搭載のダウンジャケットも増えているが、街着のダウンの弱点は雨だった。「降るとしても雪」の日には気兼ねなく着られるが、都会だとそううまくは行かない。雪にはならずに冷たい雨にさらされることもあるので、雨が降りそうな日には、寒くてもダウンを着るのを断念しなければならなかった。
しかしこのダウンなら、撥水性、防風性、そして透湿性も十分確保されているので、寒い日なら問答無用で着用できる強みがある。
デザインは極めてシンプルだが、フロントからサイドに⼤きくデザインしたフラップポケットはハンティングジャケットのポケットディテールを採⽤しており、さらに細かく分けてモノの収納が可能。インナーにも複数のインサイドポケットを配しており、十分過ぎるほどの収納力があるのも魅力だ。
フードも取り外し可能なので、防寒性の観点でも、スタイリングの幅の観点でもありがたい。最後に特筆なのはこの色だ。全体的に単色使いが徹底されている点も見逃せない。
[INFORMATION]
DAIWA PIER 39
GORE-TEX INFINIUM™EXPEDITION DOWN JACKET
¥83,600
[CONTACT]
DAIWA PIER39
GLOBERIDE.,Inc.
TEL : 0120-506-204
info@daiwapier39.jp
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