BUYERS' RECOMMEND | あのバイヤーが推す最旬アイテム
Vol.31:NEPENTHES、BIOTOP編
ファッション業界の最前線で活躍するバイヤーの目利きに頼って選び抜かれたアイテムを、リアルなコメントと共にHONEYEE.COMが連載形式で紹介しようというこの企画。第31回目はNEPENTHES、BIOTOPから2名の名物バイヤーが登場。
Text Takaaki Miyake
NEPENTHES
今や Needles や Engineered Garments など、展開するオリジナルブランドが世界でも高い人気を誇る NEPENTHES だが、セレクトショップとして本企画に初登場。コラボレーションも数々手がける NEPENTHES からは、店舗統括マネージャーによるレコメンドが届いた。
「日本だけにとどまらず海外からも多くの支持を得ているブランド NOMA t.d. と NEEDLES によるワンナップカラーシャツです。NOMA t.d. による手描きのアウトラインが特徴的なテキスタイルデザインは、グレーベースに紫のドローイングが少し毒性のある印象があり、今シーズンも面白いコラボレーションアイテムができたと思っています」
NEEDLES × NOMA t.d. によるコラボレーションアイテムが今シーズンもリリース。ベースとなるのはカウボーイシャツに見られるピークドヨークやスナップボタンなどのディテールを、ボックスシルエットへと落とし込んだ Needles 定番のワンナップカラーシャツだ。目を引くデザインとは対照的に、ゆとりのある首元とシルエットからはリラックスしたムードが漂う。シンプルに一枚でも、この時期なら主役のアウターと重ねてでも着たい、オリジナルのペイズリー柄プリントがユニークな一着だ。
NEEDLES × NOMA t.d.
COWBOY ONE-UP SHIRT - PAISLEY PT. ¥36,300
Nepenthes
https://onlinestore.nepenthes.co.jp/
https://www.instagram.com/nepenthes.official/
BIOTOP
ファッションアイテムのみならずナチュラルコスメや生活雑貨など、常に新しいライフスタイルの提案を行う BIOTOP。今回もディレクター兼バイヤーとして活躍する迫村さんに BIOTOP らしいオススメアイテムを聞いてみた。
「ERNIE PALOが初めて海外で展示会をしたときに、DMで送ったり関係者に配っていたTシャツのロゴがカッコよく、BIOTOP で何か作れたらいいなと思ってキャップに落とし込みました。お客様に大変ご好評をいただき、初回分は発売してからすぐにSOLD OUTをしてしまったほどです。現在は黒地に白と黒のロゴ2色展開ですが、今後は定期的にカラーチェンジをしながら継続的に作っていく予定です」
デザイナーの山口亮によって2021年に始動したブランド ERNIE PALO は、ジェンダーに捉われないクリーンで普遍的なアイテムを展開。BIOTOP と別注したベースボールキャップではブランドロゴを刺繍で施し、ハリのあるツイル生地を使用したベーシックな6パネルで制作。やや浅めな作りで、コーディネートにも取り入れやすいブラックの1色展開です。サイズ調節可能な仕様なのも抜かりない。
ERNIE PALO
embroidery CAP ¥6,600
BIOTOP
https://www.biotop.jp/
https://www.instagram.com/biotop_official/
迫村 岳
株式会社ジュン クリエイティブディレクター / 常務取締役
2001年にJUNへ入社後、ADAM ET ROPÉとBIOTOPのクリエイティブディレクターに就任。現在はBIOTOPのディレクターとバイヤーを務めながら、常務取締役として統括的なポジションで手腕を振るう。