坂本龍一の音楽とアート、メディアへ与えた影響の功績を讃えるトリビュート展
2023年12月16日(土)〜2024年3月10日(日)に開催
週末の“To Do”リストに加えておきたい、今見るべきアート展を毎週金曜日に紹介するHONEYEE.COMのMUST SEE ART。今週は日本を代表する音楽家であり、昨年惜しまれつつ亡くなった坂本龍一の音楽とアート、そしてメディアへ与えた影響の功績を讃えるトリビュート展。
日本のファッションや音楽と言えば世界的に見ても、多方面へ影響を与えたと言えるカルチャーだが、2023年3月に逝去した坂本龍一も間違いなく日本が世界に誇る音楽家の一人だった。同氏の追悼、そして世に遺した多大な影響を振り返る企画展が、東京オペラシティタワー内のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催されている。
本企画には共同キュレーターとして坂本との共同制作などを通じて親交のあったライゾマティクスの真鍋大度を迎え、演奏データを元にした作品の他にも国内外の親交深いアーティストによる坂本との関連作品、過去のICCでの展示などの記録によって構成し、未来へ向けて再度坂本龍一という存在を投影する内容となっている。
今回は坂本自身が90年代初頭からインターネットにいち早く関心を持ち、インターネットライブの実施やインスタレーションの共同制作を行い、メディアやテクノロジーを取り入れるなど、音楽以外の幅広い分野にも目を向けた功績を追う形の展示となっている。
坂本が音楽家として歩んだ軌跡、その功績を再確認する機会となりそうだ。
<Information>
「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」
開催期間:2023年12月16日(土)~2024年3月10日(日)
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌日)
営業時間:11:00〜18:00
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4F