KAMIYA が渋谷・百軒店のストリートでランウェイを敢行
2024.03.12
KAMIYA 2024AW

“Time is Blind”をテーマにした2024AWコレクション 

Text Yukihisa Takei

先日コレクション直前のデザイナーの神谷康司インタビューした際に語っていた通り、KAMIYA が渋谷の飲屋街、百軒店(ひゃっけんだな)で2024AWシーズンのコレクションをランウェイ形式で発表。一般通行者を一時通行止めにする形で夕刻に開催されたショーは、百軒店の各店舗も協力する形で行われた。

MYneからKAMIYAに改称して2度目のランウェイとなった今回は、Rakuten Fashion Week Tokyoの一環として実施。“Time is Blind”をテーマにした今回のコレクションでは、「流行に翻弄され迸出するエネルギーに身を任せる衝動性と、その軽薄さからときとして生まれる普遍性を帯びた様式の探求」という、ファッションの本質に迫る部分にフォーカスした。

KAMIYA 2024AW

ペイントや刺繍を施したバイカージャケット、ブランドの代名詞であるダック地のアイテム、針抜きで表現したクラッシュ部にビーズやハンドステッチで 装飾を加えたニット、加工の施されたデニムといったアメカジをベースにしたアイテムから、ベルベット生地にチェック柄が浮き上がるセットアップやロングコート、ミリタリーサージのテーラードジャケットなど、これまでのKAMIYAのイメージを更新するアイテムまでが登場。

インタビューの際にも触れた通り、KAMIYAらしい“不良性”や、飲屋街に出没する自由な人々のファッションを感じさせるような熱量の感じられるショーとなった。

KAMIYAデザイナー神谷康司の人間性に迫ったインタビューはこちらから。

FEATURE 「インタビュー KAMIYA デザイナー 神谷康司 | 三原康裕のDNA、古着と雑踏酒場から生まれるファッション」

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